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四柱推命・庚(かのえ)の特徴は?性格、十二支との組み合わせの相性の特徴も解説

  • 投稿カテゴリー:十干

『四柱推命』は中国の伝統的な占術の1つで、的中率がとても高いと人気です。 生年月日から「十二支」と「十干(じっかん)」を割り当て、緻密に読み解いていくことで、1人1人の運勢のリズムや傾向などがわかっていきます。 今回は十干の1つである【庚(かのえ)】を見ていきましょう。 【庚】がどういう意味を持つか、また【庚】の人の性格、恋愛傾向や結婚運、仕事運、金運、加えて人付き合いのコツをお伝えしていきます

四柱推命【庚(かのえ)】とは?


「庚」は五行における「金」の性質を持ち、陰陽で示すと「陽」に当たります。イメージは岩石や金属など、まだ加工前の硬い物質となるでしょう。そのイメージから「庚」には「強い意志」や「信念」、「自己主張」、「合理的」という意味がもたらされています。 季節で例えるとすると「秋」となり、作物がたわわに実る時期が充てられているのです。実りを迎え、今度は次の循環に向けて進んでいこうとする段階となっています。

「庚」の人の性格とは?


「庚」の人は、とてもエネルギッシュで、自分の力で道を切り開いていく強い力を持っています。多少強引に物事を進めていく傾向は見られるけれど、きちんと結果を出すので周りの人達は才能を認めてくれるに違いありません。 また「これだ」と思うものを見つけると、なりふり構わず進んでいく誠実さも兼ね備えているでしょう。どちらかと言うと成功までアレコレと策を巡らせるよりも、まっすぐ最短距離で進んでいこうとする多少せっかちな一面も見受けられます。 皆その才能と行動力を認めていますが、時には一旦立ち止まって周りの様子を見てみなくてはなりません。そうすれば絶好なタイミングで、身近な人の助けを得ることができるのですから。

「庚」の人はどんな恋愛をする?


「庚」の人はとても純粋に、好きな人を一途に思い続けるタイプでしょう。ただその一方で、とても恥ずかしがり屋で意地っ張りなところがあるので、なかなか思いを口にすることができません。結果片想い期間は、人よりも多少長くなる傾向があります。ですが確実にその人に近づいていく選択肢を模索していくでしょう。 またお付き合いが始まると、お互いに自立した関係を求めていきます。四六時中一緒にいないと気が済まないような人と恋人にはなれないと、妙にドライな一面も持ち合わせているのです。「それぞれの1人の時間も大事にしたい」と、前もって恋人に伝えておくと余計な誤解を生まずに済むでしょう。伝えるべきことは、きちんと言葉にしてください。

「庚」の人の結婚は?


「庚」の人は、家庭を持ったからと言って持ち前のパワーを制御することはありません。「やりたい」と思うことがあれば、すぐさま家を飛び出して目的地まで向かっていきます。けして家族をないがしろにしているわけではなく、自分の気持ちに素直なだけなのでしょう。そんな自分をわかってくれるような人と結婚すれば全てうまくいきます。 また家庭内において、配偶者とそれぞれの役割分担をきっちりと決めていくでしょう。その役割を果たすためなら何だってするという情熱も、内に秘めているとわかりました。根がとても一途なので、決めたことを途中で投げ出すことはありません。その点において、配偶者から強い信頼を得られるでしょう。

「庚」の人の仕事は?


「庚」の人は、まだ誰も手を付けていない分野に燃え上がるような挑戦心を抱けるでしょう。普通なら物怖じして「止めよう」と考えてしまう場面も、易々と乗り越えていける度胸を持っているのです。だから1つの未知の先駆者となって、多くの人を導くことができるのでしょう。自分が歩いた後ろにいつの間にか道と仲間が集まっているのです。 ただ好き嫌いが激しいので、自分の苦手分野をサポートしてくれるような存在がいると更に仕事の成果を出していけるでしょう。完全に1人で独立するよりも、信頼できる人が何人か側にいて自由な空気で仕事をする方が結果的に夢に近づいていけます。 結果が数字などに現れやすい営業は適職でしょう。無意識のうちに醸し出される雰囲気に取り巻かれたお客さんは、ついつい商品に手を出してしまうのです。「熱意に負けた」という声も、身の回りにたくさん投げかけられるでしょう。多少の無理難題も乗り越えていける勢いを持っているのです。

「庚」の人の金運は?


「庚」の人は、お金を稼いだ分だけ派手に使い、また必要な分をかき集めるようなお金の流れの中に身を置くでしょう。金銭面について、非常に上がり下がりの大きい人生を送ることは間違いありません。ですが「お金がなくなったらどうしよう」と考える性格の持ち主でもないので、なくなったらまた自分なりの方法でうまくお金を工面していきます。投資やギャンブルで一攫千金を夢見る傾向も窺えました。 ただ1つ気をつけるべきなのは人前で見栄を張るために、過剰にお金を使いすぎないよう気をつけながら毎日の生活を送っていく必要があります。買い物をするたびに「本当に必要なのか?」と自問自答を必ず行うよう心がけていくと良いでしょう。

十二支別の組み合わせ「庚子(かのえね)」の性格・特徴は?


「庚子(かのえね)」の人は、行動力と決断力を兼ね備えたとても活発なタイプです。何事も積極的に行動し、自分の力で納得のいく結果をつかみとることを良しとしています。多少せっかちな一面があるので、ついつい周りに厳しく当たってしまうこともあるでしょう。 しかしそんな時、一旦深呼吸して「人それぞれ」と心の中で呟くことをお勧めします。すると身の回りの人間関係が、間違いなく今よりも円滑になっていくでしょう。

十二支別の組み合わせ「庚寅(かのえとら)」の性格・特徴は?


「庚寅(かのえとら)」の人は、いつも挑戦することを忘れない勇敢なタイプでしょう。日のないところにも煙を立たせてしまうくらいの大胆さがあり、ある意味闘争心の塊とも言えます。勝つか負けるかという点に、人一倍こだわってしまう傾向が窺えました。 人生において、感情の上がり下がりにどのように向き合っていくかが大きな課題と言えるでしょう。時にその感情によって、知らないうちに振り回されていることがあるのですから。

十二支別の組み合わせ「庚辰(かのえたつ)」の性格・特徴は?


「庚辰(かのえたつ)」の人は、自らの長所を駆使して道を切り開くタイプです。自分が人よりも何が優れているのかちゃんとわかっているので、得意分野において一生懸命輝こうと策を練ります。どこに行っても可愛がられる素質を持っているので、特に先輩からの引き立てを受けることもあるでしょう。 不意に心の奥底から湧き上がる「どこかへ行きたい」という奔放さを、どれだけ今後制御していけるかが大きな人生の分かれ目となるのです。

十二支別の組み合わせ「庚午(かのえうま)」の性格・特徴は?


「庚午(かのえうま)」の人は、1つ好きなものを見つけるととことんのめり込むタイプでしょう。周りの視線などお構いなしに、自分の世界に没頭していく様子が窺えました。時間を忘れて熱中できるからこそ、最終的に他の人が辿り着けない境地に手を伸ばすのでしょう。その境地には、ずっと追い求めていた幸せが潜んでいるに違いありません。 ただ物事に夢中になる余りに、自らの心身を犠牲にするような真似をしないよう気をつけましょう。

十二支別の組み合わせ「庚申(かのえさる)」の性格・特徴は?


「庚申(かのえさる)」の人は、他の人とはまったく違う切り口で世界を見つめているタイプでしょう。「どこからそんな考えが生まれたの」と驚かれてしまうくらいの独創性を、内に秘めているとわかりました。その独創性は今まで、うまく発揮できていなかったでしょう。ですがこれから間違いなく才能は開花するので安心してください。 周りの意見ではなく自分が「良し」と思えることを、追及していけば何事もうまく巡っていきます。

十二支別の組み合わせ「庚戌(かのえいぬ)」の性格・特徴は?


「庚戌(かのえいぬ)」の人は、とても一途で真面目にたった1つ情熱を傾けられる道を進むタイプでしょう。周りから何と言われようと自分で「これだ」と決めたなら、けして選択を覆すような真似はしません。ただコツコツと自分の世界を深めていくのです。 基本的に温和で、人の言うことも聞かない代わりにむやみに周りを批判することはありません。「それぞれの道を行けば良い」という割り切った考え方が、人の心をつかんでしまうのでしょう。

「庚」と「甲」の相性は?


「庚」と「甲」は、金属と木の性質を持っているので、どちらも大人なお付き合いの仕方が見込める関係性でいられます。周りにけして流されることのない自分があるので、双方共自立したやり取りを重ねていけるでしょう。 また時に「庚」が「甲」を手助けする場面も多々見られるに違いありません。「甲」が困った顔をしていると、「庚」はどうしてもそわそわして何かしてあげたくなるのです。ただキツい言葉をかけてしまわないよう注意しましょう。

「庚」と「乙」の相性は?


「庚」と「乙」は、金属と儚い植物の組み合わせとなり、それぞれ陽と陰の性質を持っています。2人で一緒にいると、自然と「乙」の魅力を、「庚」が引き出していくような間柄になって行くでしょう。どこか儚げで守って上げたくなる「乙」を、「庚」は全力で支えていく場面すら見られるのです。 ただ「乙」は傷つきやすい一面を持っているので、「庚」は会話の中での言葉遣いを意識しておかなくてはなりません。言い方に気をつけましょう。

「庚」と「丙」の相性は?


「庚」と「丙」は、金属と火の性質を持っているせいか、どうしてもお互いに一緒にいるのを避けてしまう傾向が見受けられます。どちらも勢いを持ち、強引さが前に出ると2人は衝突を避けられなくなるのです。それぞれ「譲ろう」という気持ちを持てたなら、必ず双方共精神的な成長を遂げていけるでしょう。 ただ内側に潜む苦手意識をそう簡単に乗り越えるのは難しいです。だからこそ、2人は急がず焦らずお互いを知るための時間が必要となります。

「庚」と「丁」の相性は?


「庚」と「丁」は、それぞれ金と火の性質を与えられています。陽と陰の組み合わせになるのですが、不思議とこの2人の相性は悪くありません。むしろお互いが持つ魅力を受け入れ合って、一緒に成長していくことができるでしょう。「丁」が持つ脆さや儚さに、「庚」は強く反応せずにいられません。 だから「庚」は「丁」を支えていく役割を担うのでしょう。「丁」はいつも「庚」に守られているかのような感覚を得て、居心地の良さを味わいます。

「庚」と「戊」の相性は?


「庚」と「戊」は、金属と土の組み合わせのせいか、一緒にいるとスムーズに事が運んでいくように感じられるでしょう。ですがそれは陰ながらの「戊」の支えがあってこそだと、「庚」の人は覚えておかなくてはなりません。そのため余り「庚」がわがままな態度を取ると、2人の間には険悪な空気が流れるので注意をしておきましょう。 適度な距離感を大事にすると、どちらか一方に負担が偏りすぎない居心地の良い間柄になれます。

「庚」と「己」の相性は?


「庚」と「己」は、金属と手の加えられた土をもたらされています。「己」は「庚」の我の強さを丸く包み込んでくれる優しさを示せるでしょう。だからついつい「庚」は隠していた胸の内をいつの間にか曝け出してしまうことも多々出てくるのです。ですがそんな一面が現れても、「己」は温かく受け止めてくれるので何も心配する必要はありません。 だから「庚」はいつも「己」に感謝の気持ちを忘れないよう心がけてください。

「庚」と「庚」の相性は?


「庚」と「庚」は、同じ性質を持っているので、良い理解者でもありライバルにもなることができます。「張り合いがある」と真正面から2人は戦いを挑むこともあるでしょう。ですがそれでもけして険悪な雰囲気にはならず、むしろすっきりと爽やかな風が2人の心には流れるのです。そしていつの間にかお互いに尊敬心を抱き合っているでしょう。 更にはそれぞれが主張する意見によって、更に飛躍するきっかけを双方は見出すこともできます。

「庚」と「辛」の相性は?


「庚」と「辛」は、陰陽は違うもののどちらも金属の性質を持っています。だからか、一緒にいると不思議と足並みが揃うような感覚を味わえます。ただ考え方が違う部分ももちろんあるため、お互いにその都度配慮が必要です。 「どちらも心の底では繋がっている」という意識を持つことによって「庚」は「辛」への言葉遣いを正すことができるでしょう。けして相性は悪くなく、ただ多少の配慮が必要だと覚えておくと良いのです。

「庚」と「壬」の相性は?


「庚」と「壬」は、金と水の関係性でありながらも陽という共通性を持っています。どちらも積極的にお互いに関わっていくので、深い絆を築くことができるでしょう。ただ多少2人の間には上下が生まれやすく、どちらかと言えば「庚」の方が「壬」の世話を小まめに焼く間柄となります。先輩後輩のイメージをするとわかりやすいでしょう。 時に「庚」は「壬」と厳しく諫める場面も出てきます。2人は礼儀を意識すると良好なお付き合いができるでしょう。

「庚」と「癸」の相性は?


「庚」と「癸」は、金属と水の性質を持っており、うまく距離感を保てたらとても良い関係性を築けるでしょう。「庚」の積極性と、「癸」のサポート力がうまく組み合わさればとても素晴らしい未来を生み出せるのです。 ですが少し距離感を間違ってしまうと、依存関係に陥る恐れがあるので注意をしておかなくてはなりません。2人で一緒にいる際に一方的にどちらかが得をしすぎることのないよう、目を光らせておく必要があるのです。